SuperX とは?X(Twitter)でバズる投稿を作るインディーツールの実力
Photo: Leeloo The First / Pexels
X(旧 Twitter)で発信していると、「同じように書いたのに、この投稿だけ伸びた理由が分からない」という場面があります。その疑問を数字で解こうとする海外のツールが SuperX です。
先に結論を書きます。執筆時点(2026 年 9 月)で SuperX は日本からも申し込めますが、画面は英語のみで、無料プランはありません。有料は月 $49 から。日本語で発信する個人が「とりあえず入れてみる」には高めで、X を仕事の集客に使っている人向けのツールだと私は考えます。
SuperX とは — 伸びた投稿を分析して、次の投稿づくりに使うツール
SuperX は、X のアカウント運用をまとめて支援する Web サービスと Chrome 拡張機能です。公式サイトに並ぶ機能を大きく分けると、次の 4 つになります。
- 分析:自分の投稿の伸び方、フォロワーの反応、成長の推移を見る
- ネタ探し:分野ごとに伸びた投稿を集めた「1,000 万件以上のバズ投稿ライブラリ」から参考例を探す
- AI 下書き:自分の書き癖に寄せた投稿やスレッドを AI が下書き・書き直しする
- 予約投稿と自動化:フォロワーが多い時間帯に予約投稿するほか、自動リポスト・自動 DM・自動削除などの機能もある
特徴的なのが Chrome 拡張です。X のタイムラインを開いたまま、他人のプロフィールや投稿の数字をその場で確認できる作りになっています。
作ったのは Rob Hallam さんという個人開発者です。Indie Hackers(個人開発者のコミュニティ)に 2026 年 2 月に公開された記事によると、2 年半で 5 つのサービスを作ってどれも売上ゼロだった後、Tibo Louis-Lucas さんと組んで 2025 年 7 月に SuperX を公開。初日に月 $1,000、半年で月の売上 $23,000、有料ユーザー約 650 人に届いたとしています。いずれも本人申告の数字で、第三者の検証はありません。
公式サイトの「11,294 人以上のクリエイターが利用」という表示も会社側の数字です。第三者が見られる数字としては、Chrome ウェブストアで拡張機能の利用者が 1 万人、評価は 5 点満点で 4.2(55 件)と表示されていました(執筆時点)。
日本から使えるか — 申し込みはできるが、画面は英語だけ
公式サイトに地域制限の記載は見当たらず、支払いは Stripe 経由のクレジットカードです。日本のカードでも決済自体はできると考えられますが、私は申し込みまでは試していません。
ハードルは言語です。Chrome ウェブストアでの対応言語は英語のみで、公式サイトにも日本語 UI の案内はありません。また、AI が日本語の投稿をどこまで自然に書けるか、バズ投稿ライブラリに日本語の投稿がどれだけ含まれるかも、公式には書かれていません。サービス全体が英語圏向けに作られていることを考えると、参考例は英語の投稿が中心になると見ておいたほうが無難です。
一方、「いいね」や表示回数などの数字は言語に関係ありません。分析機能については、日本語のアカウントでも役立つ場面が多いはずです。
使える環境として公式が案内しているのは、Web 版と Chrome 拡張の 2 つです。スマホアプリは見当たりませんでした。
使い方 — 登録から最初の分析まで
以下は公式サイトと Chrome ウェブストアの説明をもとにした流れです。私は有料機能を実際には使っていないので、画面の文言は申し込み時に確認してください。
- 公式サイトの料金ページからプランを選び、無料トライアルを始める
- 自分の X アカウントを SuperX に連携する
- Chrome ウェブストアから拡張機能「SuperX (Twitter Analytics)」を追加する
- X のタイムラインを開き、自分や気になるアカウントのプロフィールで数字を見る
- 伸びた投稿の傾向をつかんだら、AI 下書きや予約投稿を試す
最初の一歩としておすすめなのは、自分の過去の投稿のうち、伸びたものと伸びなかったものを見比べることです。AI に書かせるより先に「自分の場合は何が効いているか」を数字で確かめるほうが、トライアル期間を無駄にしにくいと思います。
料金 — 無料プランはなく、月 $49 から
公式の価格ページ(執筆時点)では、プランは 3 つでした。
- Pro:月 $49。X アカウント 5 つまで、月 500 投稿、AI クレジット月 750、Bluesky への同時投稿など
- Advanced:通常月 $99 のところ、ローンチ価格として月 $49。Pro の内容に加えて AI の投稿・スレッド作成、バズ投稿ライブラリ、返信を支援する「Engage」など
- Ultra:月 $199。X アカウント 10 個まで、月 3,000 投稿、上限の大きい AI クレジットなど
Pro と Advanced が同じ表示価格になっているのは、キャンペーン価格の影響と思われます。申し込む直前に、支払い画面の金額を必ず確認してください。なお 2026 年 2 月の Indie Hackers の記事では月 $39 と書かれており、価格はこれまでにも変わっています。
無料トライアルはありますが、期間は価格ページに明記されていませんでした。解約はいつでもでき、返金は「購入から 7 日以内に連絡すれば個別に判断」とされています。ドル建てなので、日本円での請求額は為替とカード会社の手数料で変わります。
日本のサービスとの違いと、使う前の注意点
X の運用を助けるツールは日本にもあります。代表的なのが、東京の株式会社 SocialDog が提供する SocialDog で、日本語の画面で予約投稿やフォロワー管理ができ、無料プランも用意されています。日本語で完結させたいなら、こちらが先に候補になります。SuperX は、英語圏の伸びた投稿を参考にしながら、分析と AI 下書きを一体で使いたい人向けという位置づけです。海外には Typefully や Hypefury など似たツールも多く、SuperX 自身も比較ページを用意しています。
注意点は 3 つあります。
まず自動化機能の扱いです。X には自動化に関するルールがあり、自動返信や自動 DM、自動リポストの使い方によっては、アカウントが制限される可能性があるとされています。ツールに機能があることと、X のルール上問題がないことは別の話です。使う前に X のヘルプセンターで自動化のルールを確認し、控えめな設定から始めてください。
次にアカウント連携です。X アカウントを外部サービスにつなぐことになるので、使わなくなったら SuperX の解約だけでなく、X の設定画面から連携の解除もしておくと安心です。
最後に数字の読み方です。「バズる投稿の型」は参考になりますが、なぞるだけでは発信の中身は育ちません。SuperX は答えを出す道具ではなく、自分の投稿を振り返る材料をそろえる道具と考えるのがよいと思います。
まとめ
SuperX は、X で伸びた投稿を分析し、AI 下書きや予約投稿まで一か所で扱える海外の運用ツールです。日本からも申し込めますが、画面は英語のみ、無料プランはなく月 $49 から。日本語で完結させたいなら国内のツール、英語圏のバズ投稿を研究しながら X を集客に使いたいなら SuperX、という分け方が現実的です。試すなら無料トライアルの間に、自分の過去の投稿の分析から始めてみてください。自動化機能は、X のルールを確認してからにしましょう。
※ 本記事の情報は執筆時点(2026 年 9 月)のものです。料金・機能・対応言語は変更される場合があるため、最新の情報は公式サイトでご確認ください。