Airbuds とは?聴いている曲を友だちと共有する音楽 SNS の始め方
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友だちがいま何を聴いているかが、ホーム画面のウィジェットにずらっと並ぶ。それだけのアプリが Airbuds Widget です。結論から書くと、執筆時点(2026 年 9 月)で日本の App Store から普通にダウンロードでき、基本は無料で使えます。ただし UI に日本語はありません。App Store の対応言語欄に並んでいるのは英語・フランス語・スペイン語・ドイツ語・イタリア語・ポルトガル語で、日本語は入っていない状態です。操作自体は難しくないので、英語の画面に抵抗がなければ始められる、というのが正直なところです。
Airbuds とは — 「今の 1 曲」を友だちと並べるウィジェット
Airbuds は、自分と友だちが再生した曲をホーム画面のウィジェットに表示する音楽共有アプリです。開発元は米国の Capp Inc.。共同創業者は Gilles Poupardin 氏と Gawen Arab 氏で、Arab 氏は位置情報共有アプリ Zenly(後に Snap が買収)に関わっていた経歴があると TechCrunch が報じています。
やれることはシンプルです。友だちが聴いた曲に絵文字やステッカーでリアクションを返せて、そのままアプリ内で会話に移れます。写真から切り抜いた自分の顔をリアクションとして貼れるのも特徴です。毎週日曜には「Weekly Recap」というその週のまとめが届き、SNS にシェアできます。Spotify Wrapped の 1 週間版のようなもの、と考えると近いと思います。音楽の趣味が近い友だちを表示する機能もあります。
規模の数字も出ています。TechCrunch(2025 年 9 月 17 日)によれば、累計ダウンロードは 1,500 万件超、月間アクティブユーザーは 500 万人、そのうち 150 万人が毎日アプリを開いているとされています。同じ記事で、Reddit 共同創業者 Alexis Ohanian 氏の Seven Seven Six から 500 万ドルを調達し、累計調達額は 1,000 万ドルに達したと報じられました。a16z や SV Angel なども投資家として挙がっています。利用者の中心は米国の Z 世代(高校生・大学生)で、英国・オーストラリア・ブラジル・メキシコにも広がっているとのことです。いずれも会社側の発表を含む数字なので、その前提で読んでください。
日本から使えるか、日本語対応はどうなっているか
日本の App Store には出ています。執筆時点(2026 年 9 月)の日本ストアの情報は、価格が無料(App 内課金あり)、iOS 17.0 以降、サイズ 182.8MB、カテゴリは「ミュージック」、年齢制限 13+。日本ストアでの評価は 5 点満点中 4.8、評価件数は 1,307 件でした。Android 版も Google Play で配信されています。
一方で、対応言語に日本語は含まれていません。メニューもヘルプも英語です。とはいえ画面に出てくる単語は Friends、Settings、Widget といった短いものが中心で、込み入った設定項目はほとんどありません。英語が苦手でも詰まる場面は少ないと思います。
むしろ日本から使うときに効いてくるのは、言語より「誘う相手がいるか」です。Airbuds は友だちの再生曲が見えて初めて成立するアプリなので、自分ひとりでインストールしても画面はほぼ空のままです。日本での利用者が多いアプリではないため、最初に何人か誘えるかどうかが、そのまま使い続けられるかを決めます。
使い方(登録から友だち追加、ウィジェット設置まで)
以下は公式ヘルプとストアの説明をもとにした流れの整理です。私が全機能を検証したわけではないので、画面の文言は実際のバージョンでご確認ください。
- App Store または Google Play から Airbuds Widget をインストールする
- 電話番号を入力し、SMS で届いた認証コードを入れる(メールでログインする方法も公式ヘルプに案内があります)
- 音楽サービスを連携する。Spotify、Apple Music、Amazon Music、SoundCloud、Audiomack、Deezer に対応しているとされています
- 招待リンクを友だちに送って追加してもらう
- ホーム画面を長押しして、ウィジェット一覧から Airbuds を追加する
特定の友だちだけを表示するウィジェットも作れます。公式ヘルプでは「Settings > Customize からウィジェットを新規作成し、表示したい友だちを選ぶ。そのうえでホーム画面のウィジェットを編集して、作ったものを選択する」という手順が案内されています。仲のいい 1 人だけを大きく置く、といった使い方ができます。
料金 — 無料の範囲と Airbuds Plus
曲を共有する、友だちの再生曲を見る、リアクションする、ウィジェットを置く。この中心部分は無料です。
課金は日本の App Store の一覧では 2 種類が並んでいました。週単位の「Airbuds Star Weekly」が 150 円、「Airbuds Plus」が 500 円〜6,000 円の範囲です。プランごとの内訳は表示が変わることがあるため、購入前にアプリ内の画面で確認するのが確実です。
面白いのは、課金以外に「招待でアンロックする」仕組みがあることです。公式ヘルプによれば、自分の招待リンクから友だちが登録するとクレジットが 1 つもらえ、プロフィールに表示するアーティストの 4 枠目・5 枠目や、カスタムステッカーの解放に使えます。友だちを増やすほど機能が開く設計で、このアプリが口コミで広がった理由の一端が見えます。
Spotify のフレンドアクティビティとの違い
「友だちの再生曲を見る」だけなら、Spotify にも同じ機能があります。ただし長らくデスクトップ版のサイドバー限定でした。2026 年 1 月に Spotify がモバイルアプリにも「Listening Activity」を投入したと MacRumors などが報じており、設定の「Privacy and social」からオプトインで有効にする形とされています。展開はモバイルの DM が使える市場から順次、とのことなので、日本での提供状況はご自身のアプリで確認してみてください。
そのうえで Airbuds が残す差は 2 つあります。ひとつは、アプリを開かなくてもホーム画面に出ること。もうひとつは、Spotify 以外のサービスも混ぜられることです。Apple Music の友だちと Spotify の友だちが同じウィジェットに並ぶのは、公式アプリではできません。日本は Apple Music の利用者が多いので、この点は実用的な違いになりそうです。
注意点 — リアルタイムではない、履歴は見られている
まず、ウィジェットはリアルタイムではありません。公式ヘルプに「iOS ではウィジェットの更新は 15 分に 1 回程度」とはっきり書かれています。加えて音楽サービス側から再生履歴を取得するのにも時間がかかることがあるため、「今かかっている曲」が即座に出るわけではない、と理解しておくとがっかりせずに済みます。
プライバシー面では、当然ながら再生履歴が友だちに見えます。隠したいときの手段は用意されていて、公式ヘルプにあるのは次の 3 つです。
- Ghost Mode:プロフィール設定から 1 時間だけ再生履歴を非表示にする。この間に聴いた曲は Weekly Recap にも含まれない
- Spotify のプライベートセッションを使う(6 時間、または Spotify の再起動で自動終了)
- 音楽サービスの接続を解除する(プロフィール → 設定 → Add a music provider → 対象のサービス → Disconnect)
Ghost Mode が 1 時間ずつの都度オンである点は、使う前に知っておきたいところです。常時オフにしておく設定ではありません。恥ずかしい曲を聴く時間が長い人は、プライベートセッションのほうが向いているかもしれません。
年齢制限は 13+ で、中高生の利用が多いアプリです。招待リンクで誰でも追加できる作りなので、お子さんが使う場合は「誰を追加したか」を一緒に見られる状態にしておくのが現実的だと思います。
まとめ
Airbuds は、日本語 UI こそないものの、無料で始められて操作も軽い部類のアプリです。友だちの再生曲がホーム画面に勝手に並ぶという体験は、Spotify のモバイル版フレンドアクティビティが来た今でもまだ独特で、Apple Music と Spotify を混ぜられる点も日本では効いてきそうです。まずは無料のまま、よく音楽の話をする友だちを 2〜3 人だけ誘ってウィジェットを置いてみる。ここまでやって画面が動き出すかどうかで、続けるか決めるのがいいと思います。課金は、ステッカーや Recap を本格的に使いたくなってからで十分です。
※ 本記事の情報は執筆時点(2026 年 9 月)のものです。料金・機能・対応言語は変更される場合があるため、最新の情報は公式サイトとアプリストアでご確認ください。