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月

Moonlitt とは?月の位置と満ち欠けが分かるイタリア製アプリの無料版でできること

公開 2026-10-08読了 6 分

Photo: Eve R / Pexels

この記事でわかること
2026 年の Apple デザイン賞を受けたイタリア製の月アプリ Moonlitt。月の満ち欠けや月の出・月の入りの調べ方、日本語対応、無料版でできることと PRO の料金、注意点を執筆時点の情報でまとめました。

今夜の月は何時に昇って、空のどのあたりに見えるのか。それを落ち着いた画面でさっと確かめられるのが、イタリアの 3 人組スタジオ Flipping Hues が作った Moonlitt です。2026 年の Apple Design Awards(Apple デザイン賞)では「Interaction(操作性)」部門の受賞作に選ばれました。先に結論を書くと、執筆時点(2026 年 10 月)で日本の App Store から無料で入れられ、表示は日本語にも対応しています。公式サイトによると、月の満ち欠けや月齢カレンダーといった基本の機能は無料版で使え、日食・月食の計画ツールや天気予報などは有料の PRO 向けです。ただし iOS 26 以降が必要なので、古い iPhone には入れられません。

Moonlitt とは — 太陽アプリの次に「月」を作ったナポリの 3 人組

Flipping Hues は、Nicolas Mariniello 氏、Fabio Pizzano 氏、Raffaele Fulgente 氏の 3 人のスタジオです。3 人はイタリア・ナポリにある Apple Developer Academy(Apple が開く開発者の養成校で、欧州で最初の公式校とされています)で出会いました。前作の Sunlitt は太陽の動きを追うアプリで、2024 年の Apple Design Awards で最終候補に残っています。Moonlitt はその「月版」として、アプリ紹介サイトの記録によると 2025 年 3 月に公開されました。

2026 年 6 月 2 日の Apple の発表では、幅広い機種に対応し、天体イベントの確認や写真撮影の計画、月にまつわることを調べるための洗練された画面を備えたアプリとして紹介されています。Apple の開発者向けサイトのインタビューで開発者は、月の静けさをアプリに映したかった一方で、月の動きと時刻の仕組みは何層にも重なっていて、分かりやすい形に落とし込むのが難しかったと話しています。

App Store の説明文から読み取れる主な機能は次のとおりです。

  • 月の満ち欠け(輝いている割合と月齢)を毎日確認できる
  • 月の出・月の入り・南中(いちばん高く昇る)時刻が分かる
  • 空の図や地図、AR(カメラ越しの表示)で月の位置と通り道を確かめられる
  • 満月の呼び名や各地の言い伝えを読める
  • 日食・月食の予定と、見える地域の地図を確認できる
  • ウィジェット、Apple Watch、ライブアクティビティ(ロック画面の表示)に対応

日本から使えるか — 日本語表示あり、ただし iOS 26 以降が必要

日本の App Store では「Moonlitt:月の位置と月の満ち欠けアプリ」という名前で配信されています。執筆時点で確認した日本のストアの情報は次のとおりです。

  • 価格:無料(App 内課金あり)
  • 販売元:Flipping Hues Srls
  • 対応言語:日本語を含む 13 言語
  • 対応機種:iPhone(iOS 26.0 以降)、iPad(iPadOS 26.0 以降)、Mac(macOS 26 以降)、Apple Watch(watchOS 26.0 以降)、Apple Vision Pro(visionOS 26.0 以降)
  • 評価:日本のストアで 5 点満点中 4.4(60 件)、米国のストアで 4.7(933 件)

iOS 26 は iPhone 11 以降が対象とされていて、iPhone XS や XR では入れられません。Android 版は見当たりませんでした。日本語の表示があるのは安心材料ですが、訳がどこまで自然かは、私はまだ確かめていません。

無料版でできることと PRO の料金

公式サイトのよくある質問では、無料版について「月を追う、月の満ち欠けを調べる、月齢カレンダーを見る」ための基本の機能が入っていると説明されています。一方、PRO で使えるようになるのは「日食・月食の計画ツール、ライブアクティビティ、天気予報など」です。「など」とあるとおり、無料と有料の境目を全部並べた一覧は公式には見当たりません。AR やウィジェットを目当てにする人は、入れてから PRO の表示が出ないか確かめてください。

執筆時点の日本の App Store に載っている課金の一覧は次のとおりです。

プラン 価格
Moonlitt PRO 週額 300 円
Moonlitt PRO 月額 600 円
Moonlitt PRO 年額 1,500 円/3,000 円
Moonlitt PRO 買い切り 4,000 円/8,000 円
Bundle 月額/年額 800 円/4,000 円

年額と買い切りには 2 つの価格が並んでいます。時期やキャンペーンによる違いとみられるので、購入画面に出る金額を確かめてから決めるのが安全です。「Bundle」は名前から姉妹アプリ Sunlitt とのセットとみられますが、中身は確認できていません。

使い方と、日本のサービスとの違い・注意点

公式サイトと App Store の説明から読み取れる流れは次のとおりです。私は全部の画面を実機で確かめたわけではないので、目安として読んでください。

  1. App Store で「Moonlitt」を検索して入れる(販売元が Flipping Hues Srls であることを確認)
  2. 月の出・月の入りの時刻は場所で変わるので、案内に沿って位置情報の利用を許可するか、地点を選ぶ
  3. 最初の画面で、今日の月の形と月の出・月の入りの時刻を見る
  4. カレンダーで次の満月と新月の日を確かめる
  5. 気に入ったら、ホーム画面やロック画面にウィジェットを置く

日本語で月の出入りの時刻や月齢を調べるだけなら、国立天文台の「暦計算室」のサイトでも無料で調べられます。Moonlitt の違いは、月がいまどこにあって、これからどう動くかを図や AR で「見て分かる」形にしている点です。月と建物を一緒に撮りたいときのように、方角と高さを前もって知りたい場面で役に立ちそうです。

注意したいのは次の 3 点です。

  • iOS 26 以降が必要で、Android 版はありません
  • 週額プランは長く使うと割高になります。PRO を試すなら、更新日と解約の手順(設定アプリの「サブスクリプション」)を先に確認しておきましょう
  • App Store のプライバシー欄では「購入」と「使用状況データ」をユーザーと結び付けない形で集めると書かれています。説明文の「広告なし・トラッキングなし」は開発元による申告です

アプリで月の予定を眺めるのが楽しくなったら、日食・月食や流星群などその年の天文現象の予定を一冊で調べられる年刊誌の 天文年鑑 を手元に置くのもおすすめです。

まとめ

Moonlitt は、ナポリの Apple Developer Academy で出会った 3 人組 Flipping Hues が作った月のアプリで、2026 年の Apple Design Awards「Interaction」部門の受賞作です。執筆時点(2026 年 10 月)では日本の App Store から無料で入れられ、日本語表示にも対応しています。月の満ち欠けや月齢カレンダーといった基本の機能は無料版で使え、日食・月食の計画ツールや天気予報は 有料の PRO(月額 600 円など)向けです。iOS 26 以降の iPhone を持っているなら、まずは無料版で今夜の月の出の時刻を調べてみてください。

※ 本記事の情報は執筆時点(2026 年 10 月)のものです。料金・対応機種・機能は変更される場合があるため、最新の情報は公式サイトと App Store でご確認ください。

編集部(本業: IT) 日本からアカウントを作って実際に触ってから書いています。使えなかったものは、使えなかったと書きます。