Loop Habit Tracker とは?広告も課金も無いオープンソース習慣アプリの使い方
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毎日の習慣を記録したいけれど、広告や「無料版はここまで」という課金の案内が出るアプリには疲れた。そんな人に合うのが Loop Habit Tracker です。先に結論を書くと、執筆時点(2026 年 10 月)で Loop Habit Tracker は Android 専用の無料アプリで、広告もアプリ内課金もありません。画面は日本語で表示され、アカウント登録も要りません。一方、iPhone 版は公式には存在しません。Android を使っていて、記録とグラフを地道に積みたい人には最初に試してほしいアプリです。
Loop Habit Tracker とは — 個人が作るオープンソースの習慣アプリ
Loop Habit Tracker(以下 Loop)は、Álinson Santos Xavier 氏が開発している習慣トラッカーです。著作権表記は 2016 年から始まっていて、10 年ほど続いているアプリです。ソースコードは GitHub で公開されていて(ライセンスは GPLv3)、執筆時点でスター数は 1 万を超えています。海外の紹介記事では、Google Play で 500 万回以上ダウンロードされ、評価は 5 点満点中 4.7 とされています。
公式サイトと GitHub の説明から読み取れる特徴は次のとおりです。
- 広告なし、アプリ内課金なし
- インターネット接続もアカウント登録も不要。入力したデータがどこかへ送られることはないとされている
- 「毎日」だけでなく「1 週間に 3 回」「2 日ごと」のような頻度も設定できる
- 通知(リマインダー)から直接チェックできる
- ホーム画面のウィジェット
- グラフと統計(スコア、履歴、カレンダー、最長の連続記録など)
- CSV やデータベースファイル(SQLite)への書き出し
運営費をどう賄っているのか気になるところですが、公式 FAQ では寄付も受け付けていないとされています。応援したい人には、不具合の報告や翻訳への参加、レビューを書くことが案内されています。
日本から使えるか・料金 — Android なら日本語で無料、iPhone 版は無い
入手先は Google Play と、オープンソースのアプリを集めたストア F-Droid の 2 つです。一般の人は Google Play から入れれば十分です。
- 料金:無料(広告・アプリ内課金なし)
- 対応 OS:Android のみ。F-Droid のページの表記では Android 9.0 以降
- 日本語:対応。有志の翻訳で、メニューや設定は日本語で表示される
- 最新版:2026 年 10 月 17 日に GitHub で v2.3.2 が公開(ウィジェットの選択画面や、キーボード表示中に編集画面がスクロールできない不具合などの修正)
iPhone については、公式 FAQ で「現時点で iOS 版は無い」と明言されています。App Store には名前のよく似たアプリが複数ありますが、FAQ はそれらを公式とは関係のないものとしていて、データの扱いも保証できないと注意しています。iPhone で探すときは、名前だけで判断しないようにしてください。
使い方 — 習慣を作ってチェックし、「スコア」で伸びを見る
アプリの日本語表示と公式の説明から読み取れる流れは次のとおりです。
- Google Play から入れて開く(登録画面はありません)
- 「+」ボタンから習慣を追加し、種類を選ぶ
- 「はい / いいえ」:やったかどうかだけを記録する(例:英単語アプリを開いた)
- 「数えられるもの」:単位と目標を決めて数字を記録する(例:腕立て 20 回、読書 30 ページ)
- タイトル、質問(例:「今日は 10 分歩いた?」)、頻度、リマインダーの時刻を決める
- 一覧画面に並ぶ日付の欄にチェックを付ける。標準では長押しで付け外しする仕組みで、設定の「タップでチェックを ON/OFF」を有効にするとワンタップで付けられる
- 習慣をタップすると、スコア・履歴・カレンダー・最長の連続記録などのグラフが見られる
Loop の特徴は「スコア」です。連続日数だけで測るアプリは 1 日休むと 0 に戻りますが、Loop のスコアは最近の記録ほど重く数える平均(指数平滑)で計算されます。公式 FAQ によると、毎日の習慣を毎日こなした場合、スコアはおよそ 1 か月で 80%、2 か月で 96%、3 か月で 99% になり、計算の性質上 100% にはぴったり届かないとされています。長く続けたあとに数日休んでも、スコアが一気に崩れない仕組みです。「1 日休んだからもういいや」となりやすい人には、この見せ方が効くと思います。
予定どおり休む日がある人は、設定の「スキップ日を有効にする」を使えます。アプリの説明では、スキップはスコアに影響せず、連続記録も途切れないとされています。日付ごとにメモを残すこともできます。
似た日本のアプリとの違いと注意点
日本の習慣化アプリでは、たとえば「みんチャレ」が 5 人のチームで報告し合って続ける仕組みです。Loop には人とのつながりや励まし合いの機能は無く、ひとりで記録してグラフを見るためのアプリです。見た目の楽しさを求める人には物足りないかもしれませんが、そのぶん画面は軽く、余計な通知もありません。習慣そのものの設計から見直したい人は、ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣 を読んでから、続けたい行動を 1〜2 個だけ Loop に入れるのがおすすめです。
使う前に知っておきたいのは次の点です。
- クラウド同期がありません。 データはスマホの中だけにあり、公式 FAQ ではアプリを消すとデータも消えるとされています。機種変更の前に、設定の「完全なバックアップのエクスポート」でファイルを書き出し、新しいスマホで「データのインポート」から読み込みます。書き出したファイルは Google ドライブなどにも置いておくと安心です
- iPhone では使えません。 似た名前のアプリは公式のものではありません
- 通知が来ないことがあります。 公式 FAQ では、省電力モードやメモリ解放アプリが原因になることがあるとして、Loop を省電力の対象から外すよう案内されています
- 問い合わせ窓口は英語です。 不具合の報告や質問は GitHub やメールで受け付けています
まとめ
Loop Habit Tracker は、広告も課金もアカウント登録も無い、オープンソースの Android 用習慣アプリです。執筆時点(2026 年 10 月)では Google Play と F-Droid から無料で入れられ、画面は日本語で表示されます。「はい / いいえ」と「数えられるもの」の 2 種類で習慣を記録でき、休んでも崩れにくい「スコア」で伸びを確かめられます。iPhone 版は無く、クラウド同期も無いので、機種変更の前のバックアップだけは忘れないようにしてください。課金を気にせず長く使える習慣アプリを探している Android ユーザーは、まず習慣を 1 つだけ入れて 1 か月続けてみてください。
※ 本記事の情報は執筆時点(2026 年 10 月)のものです。対応 OS・機能・配布元は変更される場合があるため、最新の情報は公式サイトと各ストアでご確認ください。