Yope とは?招待制で写真を送り合う「小さな SNS」を日本から使ってみる
Photo: Vitaly Gariev / Pexels
いいねの数もフォロワーも気にせず、仲のいい数人とだけ写真を送り合う。そんな「小さな SNS」として、海外の 10 代・20 代を中心に広がっているのが Yope です。先に結論を書くと、執筆時点(2026 年 10 月)で日本の App Store から無料で入れられますが、アプリの表示は英語だけです。写真を見られるのは自分が招待した友だちだけで、送った写真は相手のロック画面やウィジェットに直接届きます。月 600 円の Premium はありますが、写真を送り合うだけなら無料で始められます。一緒に使う友だちがいるかどうかが、いちばんの分かれ目です。
Yope とは — 「いいね」も公開フィードもない友だち専用の写真アプリ
Yope は、少人数のグループの中だけで写真を共有するアプリです。投稿は世界に公開されず、おすすめを並べるアルゴリズムも、いいねの数もありません。App Store の説明文では「Instagram では演じている。Yope ではただ暮らしている」という言い方で、見せるための投稿ではなく普段の 1 枚を送り合う場だと紹介されています。
App Store の説明や報道から読み取れる主な機能は次のとおりです。
- 撮った写真が、友だちのロック画面とホーム画面のウィジェットにそのまま届く
- グループごとの「ウォール」に、送り合った写真がコラージュのように並ぶ
- 写真ごとのチャットやボイスメッセージ
- 毎日投稿すると続く「ストリーク(連続記録)」
- 1 年分の写真を振り返るまとめ(リキャップ)
作ったのは、ベラルーシの首都ミンスクの大学で一緒に学んだ Bahram Ismailau 氏(CEO)と Paul Rudkouski 氏(CTO)です。TechCrunch によると、2 人は 2021 年に会社を立ち上げ、いくつかのアプリを試したあと、2024 年 9 月に今の Yope に切り替えました。2025 年 2 月の時点で月間利用者 220 万人、利用者の平均年齢は 18 歳(いずれも本人申告)と報じられています。2026 年 7 月には Northzone が主導する 1,230 万ドルの資金調達を発表し、このときの登録者数は 1,500 万人近く(本人申告)とされています。
日本から使えるか — 日本のストアにあるが、表示は英語だけ
日本の App Store では「yope:友だちだけのソーシャルゲームアプリ」という名前で配信されています。執筆時点で確認した日本のストアの情報は次のとおりです。
- 価格:無料(App 内課金あり)
- 販売元:Salo App, Inc.
- 対応言語:英語のみ
- 対応機種:iPhone(iOS 16.0 以降)
- 年齢区分:4+(ただし利用規約では 13 歳以上が対象)
- 評価:5 点満点中 4.6(1,148 件)
公式サイトでは Android 版(Google Play)も案内されていますが、日本の Google Play での表示までは確かめられていません。名前に「ソーシャルゲーム」とありますが、中身はゲームというより写真を送り合うアプリです。写真を撮って送るだけなら操作は少ないとみられますが、設定画面や規約は英語で読む必要があります。
使い方 — 登録から友だちを招待して最初の 1 枚を送るまで
私はまだ全部の画面を実機で確かめたわけではないので、公式の説明と規約から読み取れる流れとして読んでください。
- App Store で「yope」を検索し、販売元が Salo App, Inc. であることを確かめて入れる
- 電話番号で登録する(プライバシーポリシーでは、名前やメールアドレス、誕生日も登録情報として挙げられています)
- 自分のユーザー名を決める
- 連絡先から選ぶ、ユーザー名で探す、招待リンクを送る、のどれかで友だちを誘う
- 相手が招待を受けるとグループができ、写真を送り合えるようになる
- ホーム画面やロック画面に Yope のウィジェットを置くと、友だちの写真がそこに届く
「招待制」と書いたのは、アプリ自体は誰でも入れられるものの、写真を見られるのは招待し合った相手だけ、という意味です。誘う相手がいないと何も起きないアプリなので、仲のいい 2〜3 人と同じ日に入れるのがおすすめです。
料金は、日本のストアでは「Yope Premium(1 か月)」が 600 円です。利用規約では、アプリの外に写真を書き出すときの透かし(ウォーターマーク)を消せることなどが特典として挙げられていますが、無料版との違いを全部並べた一覧は見当たりませんでした。
似た日本のサービスとの違いと注意点
友だちの写真がホーム画面に届くアプリとしては、同じ米国発の Locket もあります。Yope はそれに加えて、グループごとのウォールやチャット、振り返りまで 1 つのアプリにまとめた「小さな SNS」に近い作りです。日本のサービスでいえば、家族で子どもの写真を共有する「みてね」や、LINE のアルバムが近い役割を持っています。Yope の違いは、写真が相手のロック画面にすぐ出る点と、10 代・20 代の友だち同士を主な相手にしている点です。
使う前に確かめておきたいのは次の点です。
- 表示は英語だけで、日本語には対応していません
- 利用規約では 13 歳以上が対象で、18 歳未満は保護者の関与のもとで使うこととされています。登録時に誕生日を入れる仕組みで、身分証による年齢確認は無いとされています
- ユーザー名を知られると、知らない人から友だち申請が届く可能性があります。ユーザー名は知っている相手にだけ教えましょう
- 送った写真は、受け取った人がスクリーンショットで保存できます。閉じたグループでも「外に出ても困らない写真」にとどめるのが安全です
- ストリークは途切れるのが気になって、毎日の投稿が義務のように感じられることがあります
- App Store のプライバシー欄では、連絡先情報・写真や動画・識別子・使用状況のデータをユーザーと結び付けて集め、使用状況のデータはトラッキングにも使うと書かれています
- Premium は自動で更新されます。試すなら、更新日と解約の手順(設定アプリの「サブスクリプション」)を先に確かめておきましょう
送り合った写真を紙でも残したくなったら、スマホの写真をその場で小さなプリントにできる instax mini Link 3 のようなスマホプリンターを使うのも一つの手です。
まとめ
Yope は、仲のいい友だちだけで写真を送り合い、相手のロック画面に直接届ける海外の写真 SNS です。執筆時点(2026 年 10 月)では日本の App Store から無料で入れられますが、表示は英語だけで、月 600 円の Premium もあります。公開の投稿やいいねの数に疲れた人には合いそうですが、一緒に使う友だちがいないと始まりません。まずは仲のいい 2〜3 人に声をかけて、同じ日に入れてみてください。
※ 本記事の情報は執筆時点(2026 年 10 月)のものです。料金・対応機種・機能は変更される場合があるため、最新の情報は公式サイトと App Store でご確認ください。