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Rocket Money

Rocket Money とは?使っていないサブスクを自動で見つける米国家計アプリと日本の代替

公開 2026-10-22読了 5 分

Photo: Tima Miroshnichenko / Pexels

この記事でわかること
銀行口座とカードをつなぐだけで、払い続けているサブスクを洗い出してくれる米国の家計アプリ「Rocket Money」。何ができるか、日本から使えるか、料金、日本で同じことをする方法を執筆時点の情報でまとめました。

「毎月いくら払っているのか、もう自分でも分からない」。サブスクが増えすぎた人向けに米国で広く使われているのが、家計アプリの Rocket Money です。先に結論を書くと、執筆時点(2026 年 10 月)で Rocket Money は米国在住で米国の銀行口座を持つ人向けのサービスで、日本から使うことはできません。ただ、「明細から定期的な支払いを洗い出す」という考え方は、日本のアプリとスマホの標準機能でも十分まねできます。この記事では、Rocket Money の中身と、日本で同じことをする方法を紹介します。

Rocket Money とは — 明細からサブスクを見つけて、解約まで手伝うアプリ

Rocket Money は、もともと「Truebill」という名前で始まった米国の家計アプリです。現在は、米国の住宅ローン大手などを傘下に持つ Rocket Companies(ニューヨーク証券取引所に上場)のグループ会社が運営しています。公式サイトには「10 million+ members(1,000 万人以上の会員)」と書かれています(本人申告)。

公式サイトで紹介されている主な機能は次のとおりです。

  • サブスクと固定費の検出:つないだ口座やカードの明細から、定期的な支払いを見つけて一覧にする
  • 解約の手伝い:有料プランでは、アプリから頼むと担当者がサブスクの解約を代わりに進める
  • 料金の交渉:通信費などの請求について、担当者が会社と交渉して値下げを狙う
  • 予算と支出の管理:カテゴリ別に使ったお金を見える化する
  • 信用スコアや純資産の確認:米国の信用情報や、資産と借入の合計を 1 画面で見る

日本の家計簿アプリと比べて特徴的なのは、「見つける」だけでなく「解約する」「値下げ交渉する」ところまで人が代行する点です。米国ではサブスクの解約手続きが電話やチャット必須で面倒なケースも多く、そこを肩代わりするサービスとして広まったと考えられます。

日本から使えるか — 米国の銀行口座が必要で、日本では使えない

公式ヘルプセンターには「Rocket Money は米国内にいて、米国の銀行口座を持つ人だけが使えます」という趣旨の回答が載っています(執筆時点)。海外の銀行への対応は、機能リクエストとして受け付けている段階です。

アプリ自体についても、米国の App Store には「Rocket Money - Bills & Budgets」(無料・App 内課金あり、対応言語は英語、iOS 16.4 以降)が載っていますが、日本の App Store のページは開けませんでした。日本のアカウントでは、そもそもインストールできない可能性が高いです。

仮に入れられたとしても、日本の銀行やカード会社とはつながらないため、肝心のサブスク検出が働きません。日本在住の人にとっては「仕組みを知っておくと参考になるアプリ」と考えるのが現実的です。

料金 — 無料版と、金額を自分で選ぶ Premium

参考までに、米国での料金体系も紹介します。公式サイトによると、無料版でも口座の連携、残高の通知、サブスクの管理、支出の記録ができます。有料の Premium では、解約の代行、自動の積み立て、家族との口座共有、予算の数の上限なしなどが加わります。

Premium の金額は、公式ヘルプセンターでは「スライド式で自分で支払う額を選ぶ」と説明されていて、金額は時期や購入する場所によって変わるとされています。米国の App Store の App 内課金の欄には 2.99 ドルから 9.99 ドルまで複数の「Premium」が並んでいます。新しく Premium にする人には 7 日間の無料トライアルがあります。

料金の交渉を頼んだ場合は、成功して下がった金額の「最初の 1 年分」の 35〜60% を一度だけ手数料として払う仕組みです(割合は利用者が範囲内で選べます)。下がらなかったときは手数料はかかりません。

日本で同じことをするには — 家計簿アプリとスマホの定期購入一覧

日本で「使っていないサブスクを見つける」なら、次の 3 つを組み合わせるのが手軽です。

  1. スマホの定期購入一覧を見る:iPhone は「設定」→ 自分の名前 →「サブスクリプション」、Android は Google Play の「お支払いと定期購入」→「定期購入」で、アプリ経由の契約が一覧で出ます。ここで解約もできます
  2. 家計簿アプリで明細をつなぐ:マネーフォワード ME や Zaim のように、銀行口座やクレジットカードと連携できる家計簿アプリを使うと、毎月同じ金額で引き落とされている支払いを明細から見つけやすくなります
  3. カードの明細を 3 か月分さかのぼる:アプリ外で契約した動画配信やクラウドの容量などは、スマホの一覧に出ません。カード会社の Web 明細で、毎月同じ日・同じ金額の支払いを探します

Rocket Money のように「解約を代わりにやってくれる」サービスは日本ではあまり見かけないので、解約は自分で進めることになります。固定費の見直し全体を考えたい人は、節約・固定費の見直しの本 を 1 冊読んでおくと、通信費や保険まで含めて整理しやすくなります。

注意点 — 口座連携と「代行」サービスに向き合うときに

日本で似たサービスを使う場合も含めて、次の点は押さえておきたいところです。

  • 口座やカードを連携するアプリは、ログイン情報や明細を預けることになります。運営会社やセキュリティの説明を読んでから使いましょう
  • 解約や料金交渉の「代行」をうたうサービスを使うときは、手数料の計算方法(成功報酬か、定額か)を先に確認しましょう
  • 家計の見直しは、サブスクを減らすことが目的ではなく、使っていないものに払い続けないことが目的です。必要なものまで無理に解約する必要はありません

まとめ

Rocket Money は、口座とカードの明細からサブスクを洗い出し、解約や料金交渉まで代行してくれる米国の家計アプリです。ただし執筆時点(2026 年 10 月)では米国在住・米国の銀行口座を持つ人向けで、日本からは使えません。日本では、スマホの定期購入一覧、口座連携できる家計簿アプリ、カード明細の見直しの 3 つで、同じことの大部分ができます。まずは今夜、iPhone か Android の定期購入一覧を開いてみてください。

※ 本記事の情報は執筆時点(2026 年 10 月)のものです。料金・対応地域・機能は変更される場合があるため、最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

編集部(本業: IT) 日本からアカウントを作って実際に触ってから書いています。使えなかったものは、使えなかったと書きます。